ドニさんの家

  • facebook
  • access
  • ドニさんの家 about
  • 畑のこと farm
  • 催しもの event
  • 日記 diary
  • 写真 gallery
  • お問合せ contact

diary

野草と雑穀の料理教室/開催報告

2016/1/6

オリーブ畑に生えている野草を使った野草料理教室を開催しました。

 講師の西本さんは、もとは(今も)染色家さんです。身に付けるものだけでなく、身体に採り入れるものにも丁寧に向き合いたいと考え、綾部の若杉おばあちゃんと出会ったことが大きな契機となり、野草やマクロビ料理の世界に入られたそうです。一度参加した西本さんの「野草料理教室」がとても力溢れるものだったことから、ぜひ一度ドニさんの家で開催してもらいたいと考え、それが実現しました。

 

 

さて、今回もドニさんによるヨガから始まり、オリーブのメンバーさんが3人参加してくださいました。ドニさん自身が見つけ感じた身体と食のつながりについての話を聞いてから、目に見えない「空気」という気を大きく吸い込むヨガがリラックスした雰囲気のなか行われました。。

 

 

ヨガが終わると、野草料理教室の始まりです。いま冬に向かうこの季節は、動物も植物も身を引き締める時。種や根っこを食べ、来る冬に備えます。今回のメニューは「雑穀バーグ」「ほうとう鍋」「玄米ごはん」「野草茶」「梅醤番茶」。まずは、たくさん使うことになる「塩」を煎ることから。西本さんのお料理には塩が欠かせません。良質な塩をたくさん採ることが大事だと言います。塩はフライパンの上でひたすら右回転でぐるぐる混ぜ続け、1時間でも火にかけるといいそうです。白い塩はだんだんと水分がなくなりサラサラになります。それをすり鉢の中で優しく回していきます。

 

 

そのあとは、「ほうとう鍋」にい入れるほうとう作り。地粉を練って練って、しばらく寝かします。

 

 

待ちに待った野草摘み。オリーブ畑に繰り出し、西本さんを先頭に野草探しです。西本さんの目にはたくさんの食べられる野草が見えています。私たちが普段は踏みつけ、見向きもしない植物たち。当たり前だけど、それらはみんな生きていて、冬に向かってたくさんの実や種を一身にまとっていました。

今日の雑穀バーグにつかうのはタンポポの根っこ。タンポポを見つけるやいなや、力いっぱい大きなスコップで掘りました。小さく可憐なたんぽぽでも、根っこは何十センチとあります。野草茶につかうのはイノコヅチ。四方八方に枝を伸ばして私たちの衣服にくっつきます。そうやって動物にくっつくことで、種が遠くに運ばれるのです。「節は節に。皮は皮に。種は種に。」と西本さんは言いました。イノコヅチの節はとても頑丈。だからきっと人間の節にも良いのだそう。種をたべるのも然り。だからいっぱい種を食べなさいと言われました。

 

 

さて料理の方は、ほうとう鍋に入れる具と、雑穀バーグの具を作ります。根菜類や玉ねぎなど、いただく野菜はすべて一種類ずつ土鍋フライパンの上で強くしっかり火をいれ、水分をとばし、素材をぎゅっと引き締めます。こうすることで「陽」に転換させるのだそうです。ひとつひとつ、丁寧に刻み、火を入れます。

 

 

すべてしっかり塩をまぶします。塩と素材の味がほとんどすべて。あとは少々の醤油やお味噌だけ。

 

 

西本さんはこの日、とっても薄着でした。ですが、ほんとうに元気。ワークショップの時間が始まる前も終わってからも、ずっとずっと、私たちにたくさんのことを伝え続けてくださいました。西本さんは本気で身も心も据わっている。立ち居振る舞いから、そんなふうに感じました。

自 然に目を向け、自然の時季を読み、その中で暮らす。それは、身体と心で暑さ寒さを感じ、季節が移ろうように私たちの身体が変化することも受け入れさせてくれます。そうやって毎日毎日の変化を肌身で感じられることって、すごく幸せなことなんだと思いました。日々の小さな変化に、そっと目を開かせてくれた西本さんに感謝です。